５歳児クラスでは、かこさとしさんのからすシリーズと、１１ぴきのねこシリーズの絵本が昨年から大好きで、それらを組み合わせた創作の劇を昨年度行っていました。そして今年度は、昨年の劇の続きをしようということになり、子ども達と台本作りを始め、12月上旬に行われた生活発表会では、『からすと１１ぴきのねこのおかしやさん』として表現することを楽しみ、友達と協力をしてやり遂げられた達成感に満ち溢れていました。
発表会後も遊びとして継続される中、同じシリーズの『からすのおそばやさん』の絵本から、年末に年越しうどんをみんなで作りました。栄養士からは、なぜ年越しうどんを食べると良いのかを聞き、それぞれ思ったことを言葉にして交わしていました。その後、友達と２人１組になって袋に材料を入れていきます。水を少し足して揉んでを繰り返し、「だんだん混ざってきた」と生地の変化に期待を持ちながら進めていました。
水としっかり混ざって粉っぽさがなくなったあとは、コシを出すために踏んでいきます。足の裏での感覚も楽しみながら、「おいしいうどんになれ」と思いを込める姿がありました。
生地を少し寝かせてから、いよいよ切っていきます。自分達の生地が麺状になっていく様子に歓声が上がり、最後の茹でる時には、早く食べたい気持ちが全面に溢れていました。完成したうどんは、その後の給食として提供し、「もちもちしていておいしい」「おかわりしたい」等、様々な声が聞こえて大満足のようでした。
一つの絵本から、遊び・劇・クッキングと発展していき、友達と同じ目的に向かって協力して取り組む経験をこの数か月でたくさん経験してきました。引き続き、自己発揮をしながら、友達との関わりをより深めていけるように過ごしていきたいと思います。
