4歳児クラスでは、今月の絵本として『１１ぴきのねこ』を読んでいます。ある子が「ねこを作ったよ」とラキューで作った1匹のねこを見せてくれました。この1匹のねこをきっかけに、絵本のワンシーンを再現する遊びが始まります。初めに、主役のねこを１１匹作ると、次にレンガ積み木のケースを上手く活用して船作りをしていました。大きな魚が出てくることから、どんな素材で作ろうか子ども同士の話し合いが行われます。牛乳パックでやってみましたがしっくり来なかったようで、再び悩み、たどり着いたのが折り紙で魚を折ることでした。折り紙が得意な子が多いので折ってみましたが、「それじゃあ魚小さくない？」と大きさに悩み、どうにかして大きい魚を作りたい姿に、「こんなのもあるよ」と大きな紙を子ども達に渡してみました。
「これで折ったら大きな魚になるかも」と期待を膨らませながら折り進め、色を塗ったり目を描いたりして最後にはみんな納得の魚が完成しました。必要な物が全て揃うと、「船が出発します」と出港し、絵本の世界を自分達なりに楽しむ姿がありました。
今後も、様々な絵本を繰り返し読む中でイメージを膨らませ、考えを出し合いながら試行錯誤して進めていくことで、思考力や豊かな表現力を育んでいきたいと思います。
