りす組では、絵本「うどんできた!」をきっかけに、ままごとでうどん作りが始まりました。
自分でうどんを作り終えると、「ん、ん」と絵本を指差し、読んでほしいことを伝える姿も見られます。絵本の世界と遊びが繋がっているようです。鍋に麺を入れ、コンロで温めていると、「あちちだよ」と友達に知らせる姿がありました。それを聞いた友達も、鍋に触れようとしながら「あちち」と応え、お互いに伝え合っていました。普段の生活の中で見たり経験したりしていることが、遊びの中にも表れているように感じます。
また、保育者がざるにうどんを入れ、「しゃっしゃっ」と湯切りをして見せると、子ども達も真似して、ざるを揺らしながら湯切りを始めました。その後は、お椀にうどんを入れ、揚げやにんじんなどの具材を盛り付けて、うどんを作っていました。
そして、本物のうどん作りにも挑戦しました。小麦粉を目の前にすると、サラサラとした粉に興味を持ち、手を伸ばして「ツンツン」と触れようとする姿がありました。そこに水を加え、保育者が手についた生地を見せながら「ぺとぺとしたよ」と伝えると、「ぺとぺと~」と真似して言う姿や、手にくっつく様子を見て少し戸惑う姿など様々な反応が見られました。水を加えて混ぜていくうちに、生地は少しずつまとまり、団子のようになっていきました。保育者が絵本を見せながら「団子みたいになってきたね」と伝えると、「だんごー」、「いっしょ!」と言う姿もあり、絵本で見たうどん作りと実際に作る様子が繋がっているようでした。
その後、小麦粉を袋にいれ、絵本に出てくる「ふみふみふみふみふみっふみ」のフレーズに合わせて足で踏みました。もちもちとした感触を確かめるように何度も踏む子や、踏んだ跡がくっきりと残るほど力を込めて踏む子など、思い思いにうどんの生地の感触を味わっていました。
完成したうどんは給食で食べました。自分たちで作ったうどんを夢中で食べる子どもたち。もちもちとしてコシのあるうどんをよく噛みながら味わっているようでしたよ。
絵本をきっかけに広がったうどん作りですが、遊びでのやり取りや、本物の材料に触れる経験を通して、子どもたちの興味や発見がさらに広がっていきました。
