サイエンス教室 「うみほたる実験」

 琉球大学理学部の小林理気先生のご指導で、令和3年度初めてのサイエンス教室が開催されました。前日からワクワクして「うみほたる」の事を考えていた子ども達は先生から出される質問に嬉しそうに答えていきます。

「うみほたるって何か分かる?」の質問に「ホタルでしょ」や「イカのホタルだよ。知ってるよ」と自信いっぱいの子たち。
プロジェクターでほたるの画像が出ると「あーっ知ってる」「みんなで見たもんねぇ」と春の行事を思い出して話が弾みました。そして「うみほたる」の画像を見せてもらうと
「てんとう虫みたい」や、「毛が生えてるよ」と発見がいっぱい。
目、心臓、ヒゲ、ヒレと教えてもらいました。心臓が目より上にあることに驚いて、「すごい!頭の上に心臓があるの?」と大きな声を出す子もいました。

うみほたるをそれぞれ手に取って見せてもらい、虫眼鏡で観察しました。
初めは虫眼鏡の使い方も分からない様子でしたがそれぞれで工夫してピントをあわせることに成功しています。観察した「うみほたる」を絵にします。

思い思いの色で。
次は乳鉢ですりつぶします。

すりつぶしながら、「細かくすらないと光らないかな」「なんか臭い」
「食べたことある匂いがする」「エビ?みたい」とお互いに話し合っています。
先生から「うみほたるは何色に光ると思いますか?」と聞かれて「黄色」「青」と自分の考えを次々に話します。「蛍は黄色だったよ」と思い出す子もいます。  
うみほたるに「水・お酢・アルコール・油・お湯」の中から選んで入れる事にします。何を入れたら光るのでしょうか。予想して書きます。

「青い光」が小さな瓶の中に生まれました。
「わぁ光った」嬉しくて湧き上がる「おおっー!」の声も。

小さな瓶に入れた「うみほたる」は「水、お湯」に良く光り、「お酢」でも少し光りました。「アルコールと油」には光らないことが分かりました。
最後に結果を書いて実験の時間は終了しました。
虫眼鏡、乳鉢、顕微鏡と新しい道具に触れたり、みんなと一緒に考える事、人とは考えが違う事もあるってことにも気づきました。新しい経験がみんなのパワーになりますように。

美ら夢

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