東京から木育インストラクターの伊藤さんを招いて、5歳児対象で『箸作り』のワークショップを行いました。
箸作りの前に、伊藤さんから『木』についての話をしてもらいました。
木にもいろいろな種類があり、『香りの強い木』『香りの弱い木』『硬い木』『やわらかい木』など、様々な特徴があることを話して頂きました。
その後、香りのある『ケヤキ』『クスノキ』の木片を切ってもらい、実際ににおいを嗅いでみます。
「うわっ、くっさー!」
「これ、ペパーミントみたいなにおいする!」
子どもの素直なコメントが面白くて、ほほえましい一場面です。
次は、いよいよ『箸作り』!
材は『サクラ』。
『固くて、匂いが弱い』のが特徴です。
角のついた箸を、やすりで磨いていきます。
根気よく磨いていくと、だんだんと角が丸くなり、普段使っている箸の形に近づいていきます。
「こんなに大変なん?手がいたい~!」
一つの角を整えるだけでも、かなりの時間と力を使うので、子どもたちからも弱気な言葉が出てきますが、この経験がモノ作りの大変さと、完成した時の達成感や喜びは、きっとモノを大切に扱う心の育ちに繋がると信じています。
卒園までに、自分の箸を完成させることができるよう、これから時間をかけて箸作りを楽しんでいきたいと思います。