3歳児クラスでは、「やまねずみのひっこし」という絵本を題材に遊んでいます。物語はお母さんねずみと子ねずみが新しい木のお家に引っ越しをしていくというところから始まります。園庭に行くと、子どもたちは木の穴を見て、「ねずみがいるかもしれない」ということから園庭でネズミ探しが始まり、木以外にも、葉っぱの下や遊具の陰に隠れていないかななどと、子どもたちで絵本の世界観を広げて遊ぶ姿があります。
部屋でも、カプラという長方形の積み木を使ってねずみたちが暮らせる木の家を作っていきました。少しずつ積み重ねていく中で、木が大きくなることに期待を膨らませて、最後の一つを積み終えると、「素敵なおうちができたね」と満足感や達成感を感じて、喜びを友だちと共有していました。
カプラで作った家にはLaQという玩具で作ったねずみも加えて、友だちとやり取りしたり役のセリフを伝えたりして行っています。
先週行った生活発表会で「やまねずみのひっこし」の劇ごっこを行いました。子どもたちは役になりきり絵本の世界を自分なりに考えて表現していました。今後も、絵本からイメージや想像力などを広げて遊びが広がるように関わっていきたいと思います。